1951-02-23 第10回国会 衆議院 決算委員会 第11号
ただ国の予算の関係で、これが延びるようなことがあつた場合には、尼崎市單独でも、この事業をある程度進めて行きたいという、強い意見が現われたのであります。それでその間もし災害という問題になりますれば、これは現在あります堤防を、ある程度災害復旧費で補強して行きたい。そういたしますれば、そう大きな高潮がない限りは、一応安全であるということになつたわけであります。
ただ国の予算の関係で、これが延びるようなことがあつた場合には、尼崎市單独でも、この事業をある程度進めて行きたいという、強い意見が現われたのであります。それでその間もし災害という問題になりますれば、これは現在あります堤防を、ある程度災害復旧費で補強して行きたい。そういたしますれば、そう大きな高潮がない限りは、一応安全であるということになつたわけであります。
○三浦寅之助君 この法律のねらいということになれば、ただいまの私の説明が不十分かもしれませんが、横浜市單独ではこの港湾都市としての建設が困難であるという立場から、実は国またはその他の公共団体に十分に認識していただくとともに、御協力を願つてやらなければ、容易にこれができ得ないと考えているのでありまして、国または公共団体のいろいろな御協力を願いたいということにあると思うのであります。
しかも現在神戸港の港湾施設というものは、神戸市の区域内にあるだけでありまして、しかもこの港湾施設の費用というものは、現に神戸市が管理しておりまするところの内国貿易地帶は、市が三分の二、残りの三分の一は国が負担し、そのほかに市單独の費用を相当多額に投じてつくり上げたものであります。さらに外国貿易地帶におきましては、神戸市が三分の一、残りの二分の一は国が負担して完成したものであります。
特に将来のその建設を考えますときに、市單独でこれの建設費を出して運営して行こうということは、おのずから小規模となり、建設途上におけるところのわが国の港湾問題に対する態度ではないと私は考えるのでございます。県は従来兵庫港の時代から、伊藤博文の県令時代から、兵庫港というものをあくまでも建設し育てて来たのでございます。